土屋クリニックにAI技術の導入をすることにしましたので、ご報告させて頂きます。
FUJIFILMの胸部レントゲン画像のAI読影支援システムを2024年9月13日より導入します。
AI導入によるメリットとしては、胸部レントゲンでの病気の見逃しの防止、早期発見に繋がります。
現時点(2024/9)ではAIによる読影支援での料金追加などはありませんから、健康診断や通常の保険診療での胸部レントゲン撮影が同じ値段でAIの恩恵が受けられます。
胸部レントゲンAI読影支援について
撮影した胸部単純X線画像をAIが自動解析を行い、結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出しマーキングが行われます。マーキングを含めて医師がレントゲンを読影することで、病変の見落し防止に繋がります。
ヒートマップ機能といって、解析を行った後、病変の確信度(0~100)に応じた色分けが行われ、確信度のスコアが表示されます。
画像を皆様に説明する際も、「ここに病変があるかもしれない」ということを分かりやすく説明出来るようになります。
当院で行っている区民健診や企業健診などで胸部レントゲンは主に撮影しますが、症状がない中で骨や気管支、心臓など様々な臓器と重なった肺から小さい病変を見出すことは時に非常に難しく、見逃してしまうこともあります。そんな小さい病変の見逃しを防ぎたい思いや、肺がん、肺炎、気胸などを進行する前に早期発見したいという思いから、今回の胸部レントゲンAI読影支援の導入を決断致しました。
AI読影の時間自体は数十秒くらいで可能ですから、待ち時間もほとんどなく、今まで通り結果説明することができます。
詳しくはこちらのサイトを御覧ください。FUJIFILM 胸部X線画像病変検出ソフトウェア CXR-AID
まとめ
・胸部レントゲンAI読影支援を土屋クリニックに導入しました。
・AI技術を用いることで、肺がんや肺炎、気胸などの病気の早期発見、見逃し防止に努めていきます。
■クリニック名
医療法人社団杏音会 土屋クリニック
■院長
土屋 杏平
■所在地
〒116-0003 東京都荒川区南千住7丁目12−15
■電話番号
03-3806-9029