最近、帯状疱疹のワクチンの接種勧奨もあり、広告・宣伝などで帯状疱疹の話題を目にすることが多くなりましたね。
これまで帯状疱疹について知らなかった方も、皮膚にブツブツが出来ると、もしかしたら帯状疱疹かもと心配になる方も増えています。
帯状疱疹かどうか見分けるには、やはり一度クリニックに受診して頂く必要があります。

身体に小さな水ぶくれが出来る病気として、水痘・帯状疱疹、口唇ヘルペス、水いぼ、手足口病、伝染性膿痂疹、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、天疱瘡(てんぽうそう)などの病気があります。

その中でもよくある水痘・帯状疱疹や口唇ヘルペスといった病気は、典型的な経過や部位であれば診断をつけるのは容易ですが、非典型的な経過や発疹の出方が少ない場合は、診断を正確につけるのが難しいことがあります。
帯状疱疹を引き起こすウイルスは「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」、口唇ヘルペスや性器ヘルペスを引き起こすウイルスは「単純ヘルペスウイルス(HSV)」といい。それぞれ異なるウイルスです。水疱が出来る結果は同じですが、原因のウイルスは異なるのです。

今回、帯状疱疹と単純ヘルペスの「抗原キット」が発売されたので、そちらを土屋クリニックでも導入することとしました。
皮膚診断用の抗原キット
抗原キットとは、インフルエンザやコロナウイルスの検査で馴染みがあるかもしれません。
水痘・帯状疱疹や単純ヘルペスの抗原キットの場合は、皮膚にある水疱を擦過し、検査を行います。
5分から10分くらいで結果が出ますので、当日確認することが出来ます。

これまでもPCR検査や血液検査、顕微鏡の検査などで診断をつけることは出来ましたが、一般のクリニックでは難しく、今回の抗原検査が可能となることで、当院のようなクリニックでも正確な診断をつけられるようになりました。
診断の正確性としては、リアルタイムPCR法と比較して、全体一致率96.2%の精度で水痘・帯状疱疹ウイルスの抗原を検出されたことが知られています。(渡辺大輔, 浅田秀夫ら : 新薬と臨床 67(1), 23(2018))
水痘・帯状疱疹や口唇ヘルペス(単純ヘルペス感染)かもしれないと思われた方はご相談頂ければと思います。

■クリニック名
医療法人社団杏音会 土屋クリニック
■標榜科
内科、消化器内科
■院長
土屋 杏平
■コラム著者、監修
■所在地
〒116-0003 東京都荒川区南千住7丁目12−15
■電話番号
03-3806-9029

