- HOME>
- 荒川区肺がん検診
荒川区肺がん検診(2026年4月より開始)
■当院は荒川区肺がん検診実施医療機関です

当院は、荒川区が実施する肺がん検診の指定医療機関です。
荒川区内に住む40歳以上の方が肺がん検診の対象となっており、対象者には誕生月の1ヶ月前に荒川区より「がん検診のお知らせ」が郵送されます。
これまでは荒川区がんセンターのみでレントゲン検査を行っていましたが、2026年(令和8年)4月より個別の医療機関でも肺がん検診を受けられるようになりました。
当院もその対象医療機関となっていますので、ご希望の場合は下記よりWeb予約をお願いします。(Web予約が難しい方は電話または窓口でのご予約も可能です)
肺がん検診対象者
荒川区肺がん検診の対象は、以下の条件を満たす方です。
- 荒川区に住民登録がある方
- 40歳以上の方
肺がん検診に適さない方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 現在、呼吸器科の病気の治療中または経過観察中の方
- 肺の手術を受けた方、肺がんの診断を受けて治療中の方
- 血痰があるなどの、呼吸器症状のある方
当院で実施する肺がん検診
step
問診
現病歴、職場環境(アスベストなどを扱う環境など)、既往歴、喫煙歴、咳嗽や痰などの自覚症状の有無、がんの家族歴などをお聞きします。
Web予約と同時に送られてくる問診票の記入をして頂けると当日の院内滞在時間が短くなり、スムーズです。
step
胸部X線検査
エックス線(レントゲン)で肺にがんを疑うような影がないかどうかを調べます。

・レントゲン撮影がスムーズに済むように、以下の服装・装飾品は避けて下さい。
湿布、カイロ、磁石付き絆創膏、ネックレス、ボタン付きシャツ、ファスナーやホック、ビーズ付きの衣服、コルセット・腹巻き、プリントやレース・刺繍付きの衣服、セーター・トレーナー、髪の毛が長い方はを髪をまとめて頂く用のヘアゴムをご準備下さい。
・ブラジャーやキャミソールも装着したままはレントゲン撮影は出来かねますので、撮影時には腰まで下ろして頂くか外して頂くようにお願いしております。(スポーツブラは可)
・装飾物を付けたままレントゲンを撮影した場合は後日再撮影になる可能性もございますので、ご了承下さい。


↓ 検査着のご用意もしております ↓

step
喀痰細胞診
喀痰細胞診は50歳以上かつ喫煙指数が600以上の方が対象となります。
喫煙指数とは、1日に吸うタバコの本数 × 喫煙している年数で計算が出来ます(例:1日20本×30年=600)。

肺がん検診の自己負担額
- X線(レントゲン)検査:400円
- 追加喀痰検査:300円(レントゲンとの合計で700円)
郵送で送られてきた受診券シートのシールは剥がさずに医療機関に持ってきてください。
マイナ保険証(資格確認証、生活保護の方は世帯票)、料金分のお金を持って受診してください。
受診券シールの再発行については、荒川区がん予防・健康づくりセンターにお問い合わせください(03-3806-0321)。
肺がんとは
肺にできる腫瘍は様々な細胞を源(みなもと)に発生します。がんと名前が付くものは基本的には細胞が自然に増殖し、近くの組織やリンパ節、血液中に進行していくもののことを言います。後ほど細かい種類については解説をします。
肺がんリスクの高い方
以下に当てはまる方は、肺がんのリスクが高いとされています。
- 喫煙歴がある方(現在・過去を含む)
- アスベストなど有害物質の吸入歴がある方
- 家族で肺がんを指摘されたことがある方
- 肺の併存疾患がある方(COPDや間質性肺炎など)
肺がんの初期症状
肺がんの初期には、ほとんど症状が出ないことが多いのが特徴です。進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 咳や痰が長く続く(2週間以上)
- 血痰が出る
- 体重が減少する
- 胸の痛みがある
- 息切れがする
- 声の掠れが続く
- 発熱が続く、肺炎を繰り返す
肺がんの種類
肺がんは、がん細胞の性質によっていくつかの種類に分けられます。
肺腺癌
肺胞や細気管支の細胞を基にがん化が進んだものを肺腺癌と呼びます。
近年の肺がんの中で最も頻度が高く、非喫煙者や若年者、女性でも多いことが知られています。症状が出にくい部位で発生することが多く、症状が出る前に見つけることが出来る肺がん検診を有効活用することが重要です。
肺扁平上皮癌
扁平上皮癌は、肺の入口部分の肺門部という太い気管支の部分に発生しやすい癌です。
喫煙との関連が強いと言われており、タバコの煙の中の有害物質による慢性的な刺激により細胞の変化を起こしてがん化することが知られています。咳や血痰などの症状が出やすく気づきやすい一方で、進行も早く、肺がん検診を機会に早期発見に努めましょう。
肺小細胞癌
肺小細胞癌は増殖が早く、リンパ節や血行転移もしやすいことが知られています。喫煙との関連も強いと言われています。
リンパ節転移や血液中に転移して全身にがん細胞が巡ってしまった場合は肺の癌の部分を切除しても完治は困難です。
化学療法や分子標的薬などの治療が必要となります。最近では治療薬の開発も進み、有効な治療法も増えてきていますので、肺がんが見つかり、他の臓器に転移していることが分かっても、諦めずに治療を試みるのが良いと考えます。
転移性肺癌
肺の組織からではなく、大腸癌、乳癌、肝臓癌、腎臓癌などがあり、そこから血液などを巡って肺にがん細胞が到達し、腫瘤を形成するものと転移性肺がんと呼びます。症状は出にくいので、こちらも肺がん検診でレントゲン撮影を行い、早期発見することを勧めます。
見逃しの少ない肺がん検診を行うために心がけていること(AI読影支援導入済み)
胸部レントゲンを撮影しても、読影するのは人間の目であり、小さい腫瘤や骨や心臓などの臓器と重なった部分はどうしても見逃されてしまうこともあります。土屋クリニックではそういった見逃しのリスクを少しでも減らせるように、2024年度から胸部レントゲンのAI読影の装置を導入し、肺がんを見逃さないように心がけています。
コラム:胸部レントゲン写真のAI読影支援(富士フイルム社のCXR-AID)を導入しました(2024/9/2)
荒川区肺がん検診では、二重読影が行われます。1次読影は当院で行い、呼吸の専門医が必ず2次読影を行います。
こちらも肺がんを見逃さないための試みの一つです。

精密検査が必要と言われたら
肺のレントゲンや喀痰細胞診検査で異常が見つかった場合は、精密検査が必要となります。
精密検査はCT検査などで腫瘤の大きさや形、リンパ節に転移がないかなど調べます。細胞の性質を見る場合には気管支鏡などで細胞診や生検を行ったりすることもあります。
呼吸器内科や呼吸器外科の専門の医師に診てもらう必要がありますので、専門科がある病院にご紹介致します。

肺がんは予防と早期発見が重要です
肺がんの予防には禁煙が最も重要です。40歳以上の喫煙者は肺がん検診を受けて、肺がんの早期発見に努めて頂くことをお勧めします。
またタバコを吸わない方でも、肺腺癌や転移性肺がんなどのリスクはありますので、肺がん検診をがんの早期発見のためにご利用ください。


