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Webまたは電話での事前のご予約をお願いします
荒川区南千住の土屋クリニックでは現在、下記の各種ワクチンに対応しています。費用は自費となりますが、区の助成を受けられるものもあり、有効に活用していただければと思います。ワクチンの種類や何を選択するべきなのかなどの相談に乗ることも可能なので、詳しくは当クリニックまでお問い合わせください。
2024年10月よりインフルエンザ、コロナワクチンのWeb予約を開始しました。
コロナワクチン、インフルエンザワクチン以外のワクチンについてもWeb予約は可能となっています。
「Web予約」→「各種ワクチン」よりご予約をお願いします。3日前で予約は締め切っておりますので、直前での接種希望の方は電話にてご連絡下さい。
当クリニックで対応している予防接種・ワクチン
- インフルエンザワクチン(注射、フルミスト点鼻)
- 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス、プレベナー)
- 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、シングリックス)
- 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)
- 風疹ワクチン
- 新型コロナウイルスワクチン(コミナティ)
- RSウイルスワクチン(アレックスビー、アブリスボ)
インフルエンザワクチンについて
例年、10月ごろに接種を開始し、1月末まで接種を行っております。小児にも対応しておりますので、親子で接種していただけます。荒川区の助成のハガキをお持ちの方は中に入っている問診票を記載して、当日お持ち下さい。
2024年インフルエンザワクチンについて
令和6年(2024年)10月1日から令和7年(2025年)1月31日までの期間、インフルエンザ予防接種を行います。
接種券をお持ちでない、一般の患者様は、16歳以上(高校生以上)は「3500円(税込)/回」となっております。
生後6ヶ月から15歳以下(中学生以下)は「3000円(税込)/回」としております。(2024年の費用助成を利用すると、2000円割引で1000円で接種が可能です)
高齢者インフルエンザ予防接種については、区から送られてきた接種券(青色)をお持ちで、75歳以上の方は「無料」で接種可能です。60歳から74歳までの方は「2500円」の自己負担で接種可能です。(※生活保護受給者の方、中国残留邦人等支援世帯の方は無料です。60歳から64歳は、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり、障害者手帳1級または同程度の障害がある方が対象です。)
小児インフルエンザ予防接種については生後6ヶ月から12歳までは2回接種、13歳から15歳までは1回接種となっております。助成金額は1回当たり、2000円です。ですから、当院で小児インフルエンザ予防接種を行う場合は、「1000円/回」で接種可能です。
当院では2歳以上、19未満を対象に経鼻インフルエンザワクチン(商品名:フルミスト点鼻液)も対応しております。10月4日以降から予約を受け付けております。
接種費用は「9000円/回(税込)」としております。2歳から15歳までは窓口で接種料金全額お支払い頂いた後、助成金の申請を行って頂けますと、4000円が還付されます。領収書と一緒に郵送もしくは荒川区健康推進課に持参して下さい。詳細については荒川区のホームページをご参照ください。
フルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)は年齢に関わらず、1回の接種のみです。
鶏卵アレルギーの方は接種できませんので、ご了承下さい。
投与後2〜4週間は抗原検査を行うと、インフルエンザ陽性となる場合がありますので、発熱がある際は医療機関にワクチン接種したことをお伝え下さい。
経鼻インフルエンザワクチンは在庫の取り扱いが多くありませんので、お早めにご予約をご検討下さい。
肺炎球菌ワクチンについて
肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)は高齢者の細菌感染症の主要な原因であり、肺炎だけではなく、菌血症や髄膜炎といった感染症も引き起こし、重症化や命に関わるケースも多く報告されます。
肺炎球菌ワクチンは定期接種にも含まれている①ニューモバックス(23価)と任意接種の②プレベナー(20価)の2種類がありますので、以下に解説を行います。
①肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNPシリンジ:23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライワクチン)
(1)定期接種対象(以下①、②に当てはまる方)
- ①接種日に65歳の方
- ②接種日に60歳以上65歳未満の者で心臓・じん臓・呼吸器の機能障害またはHIVによる免疫障害があり、身体障害者手帳1級または同程度の障害のある方
予診票が荒川区より送付されてきます。Web予約(ワクチン・予防接種予約)または電話で予約をお取り下さい。
(2)任意接種対象者(令和6年4月から令和7年3月31日まで)
接種日に66歳以上の方
まずは荒川保健所にお問合せをお願い致します。区より任意接種用の予診票が送付されます。
接種費用は定期・任意接種対象者ともに、1,500円です。
(1)、(2)共に過去に高齢者肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方が対象です。
定期接種用の予診票を使用しないまま66歳になられた方は、任意接種用の予診票を再度お取り寄せ下さい。
②沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー20®水性懸濁注」(プレベナー20®)(筋肉注射)
これまで使用されてきた沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(プレベナー13®)に含まれる13の血清型に加え、8、10A、11A、12F、15B、22F及び33Fが含まれる沈降20価肺炎球菌結合型ワクチンが2024年に国内における製造販売承認を得たため、当院でも導入しております。
プレベナーは”コンジュゲートワクチン”という免疫応答を誘導させる仕組みを工夫したワクチンになっています。これにより、肺炎球菌に感染した際に抗体の産生が高まり、感染予防や重症化予防効果が得られます。高齢者の場合は1回の接種で終生の効果が得られます。
高齢者(65歳以上)や疾患リスクが高い(脾臓摘出、免疫不全、心疾患、糖尿病など)方には接種を推奨致します。
現時点では公費援助はなく、任意接種(自費接種)ではありますが、ニューモバックスと組み合わせることで、肺炎球菌に対してより強い予防効果が報告されています。ニューモバックスとプレベナーについてはそれぞれ1年以上接種間隔を空けることが推奨されています。
料金は12000円(税込)としております。接種をご希望の方はご予約にて承っております。
帯状疱疹ワクチンについて
50歳以上を対象に、荒川区の助成を利用してワクチン接種ができるようになりました。帯状疱疹の発症予防や発症後の神経痛後遺症予防に有効です。
当クリニックでは、2種類のワクチンを取り扱っており、金額や接種回数が異なります。詳しくは、お電話または診察時にお問い合わせください。
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 | 不活化ワクチン「シングリックス®︎」 | |
---|---|---|
接種回数 | 1回(皮下注射) | 2ヶ月以上開けて2回(筋肉注射) |
料金 ※すべて税込 |
9,000円 (助成利用:5,000円) |
1回22,000円、2回接種で44,000円 (助成利用:2回接種で22,000円) |
予約方法
- 電話または当院受付での予約を承っております。 (当日の接種は行っておりません。事前予約が必要です。)
- 当院での予約際に、予診票がお手元にあるか確認させて頂いております。
- まずは荒川区のホームページをご覧頂き、ご自身で荒川区健康推進課健康推進係に予診票の申し込みを行って下さい。
- 予診票を申し込みの時点で、生ワクチンまたは不活化ワクチン(シングリックス)のどちらを打つか決める必要があります。
どちらを打ったら良いかお悩みの方は当クリニック医師に相談も可能です。一度電話でお問い合わせ下さい。
子宮頸がん(HPV)ワクチンについて
子宮頸がんの原因の80~90%を防ぐと言われている、HPVワクチンの9価ワクチン(シルガード9)を取り扱っています。
接種対象者には荒川区から予診票が郵送されます。予診票が手元にない方は、事前に荒川区に予診票の取り寄せをお願いします。詳細についてはこちらの荒川区のホームページをご参照下さい。
ニュースなどで「2024年9月までに初回接種を」との報道がありますが、ワクチンスケジュールの調整を行い、10月までに初回接種を打って頂ければ、まだ間に合います(3月末までに3回接種が可能です)。ご希望される患者様はお問い合わせ下さい。
接種対象
- 定期接種:2007年4月2日~2012年4月1日生まれの女性
- キャッチアップ接種:1997年4月2日~2007年4月1日生まれの女性
接種回数
- 15歳の誕生日の前日までに初回接種する場合:2回(初回、6ヶ月後に2回目)
- 15歳の誕生日以降に初回接種する場合:
3回(初回から1か月以上(標準的には2か月)あけて2回目。2回目から3か月以上(標準的には4か月)あけて3回目)
風疹ワクチンについて
生ワクチンを使用するため、妊娠の予定がある方や妊娠初期(16週未満)の方は接種できません。また、接種後2ヶ月間は妊娠を避けるよう指導されているため、接種前後3ヶ月ほどは避妊が必要です。料金は自費となります。
荒川区よりクーポン券が送られてきた方(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の方)については、抗体価が低い場合、無料でワクチン接種が可能です。詳細については2024年5月30日のコラムに記載しておりますので、ご確認下さい。
コロナウイルスワクチンについて
当クリニックでは、コロナウイルスの予防接種を提供しています。コロナウイルスワクチンは、このウイルスによる重症化リスクを大幅に低減させることができ、感染の拡大を防ぐ効果が期待されています。
新型コロナウイルスの予防接種については、随時、「お知らせ」にてお伝えさせていただきます。
(2024年9月20日更新)
令和6年コロナワクチン定期接種の予約を開始致しました。ファイザー社のコミナティを取り扱っております。
区から送られてきた接種券をお持ちの方は、接種費用が「無料」となりますので、忘れずにご持参下さい。自費での接種ご希望の場合は、16000円(税込)となります。
予約は基本的にWebから受け付けております。Web予約ページの「コロナワクチン(令和6年秋・冬)」から予約をお取り下さい。
Webからご予約が難しい方は、電話での予約も受け付けておりますので、ご相談下さい。
RSウイルスワクチン(アレックスビー)について
- RSウイルスに対する成人用ワクチンが2024年1月に発売となりました。
- ワクチン接種対象は60歳以上となっています。
- RSウイルスは小児では気管支炎を引き起こし重症化しやすいウイルスとして知れていましたが、これまで成人の感染については臨床上あまり注目されていませんでした。しかし成人でも感染すると厄介なウイルスであり、子供がRSウイルスに感染した後に成人に伝染り、症状が長引くことも多く、肺炎で入院される方や亡くなってしまう事例も報告されており、近年問題視されるようになってきました。
- RSウイルス感染症は、終生免疫が獲得されないため、再感染を繰り返す疾患です。
- 今回新たに開発されたワクチンでは感染予防効果と重症化予防効果が示されており、 RSウイルス感染症の重症化率が高いとされている基礎疾患を持つ方(心不全や糖尿病、 喘息、COPDなど慢性呼吸器疾患) には特に有効と言えます。
- 接種回数は1回で、接種部位は筋肉注射になります。
- 料金は25,000円(税込)となっております。(現時点では荒川区で助成などはありません)
RSウイルスワクチン(アブリスボ)について
- 妊婦の方に対するRSワクチン(アブリスボ)が2024年5月に発売となりました。米国では既に2023年8月から接種が開始されています。
- 妊娠中にRSウイルスに対するワクチンを接種することによって、RSウイルスに対する抗体を母体で形成し、その抗体が胎盤を通じて胎児に移行することで、乳児のRSウイルス感染を予防できると言われています。
- ワクチン接種対象は、妊娠24週から36週の妊婦であり、望ましい接種妊娠週数は28週から36週と言われています。(接種後14日以内に出産した場合は、移行抗体が十分でない可能性があり、有効性が確立されていません)
- 接種回数は1回で筋肉注射です。副反応は、アナフィラキシーや注射部の痛み、頭痛、筋肉痛、倦怠感などありますが、早産のリスクや新生児の奇形などの報告はありません。
- 発症予防効果は約50%で、重症化予防効果は約80%と言われています。
- 1歳未満のRSウイルス感染は重篤な症状を引き起こすこともあり、入院加療が必要なこともしばしばあります。特に低出生体重児、心疾患や肺の病気、免疫不全などの基礎疾患がある児は重症化のリスクが高いことが知られています。RSウイルス感染に対しては特効薬はなく、対症療法となっており、予防することに大きな意味があります。
- 接種料金は30,000円(税込)となっております。(現時点で荒川区で助成などはありません)
- 日本小児科学会や日本産婦人科学会でも推奨されているワクチンとなっております。詳細を下記に添付しておりますので、良かったら参考にして下さい。
参考①:日本小児科学会「RSウイルス母子免疫ワクチンに対する考え方」
参考②:日本産婦人科学会「妊婦に接種するRSウイルスワクチンについて」
接種を希望される場合は、取り寄せが必要になりますので、一度電話で当院にご相談下さい。
男子HPV予防接種
対象者
令和6年度に小学校6年生〜高校1年生相当の男子(平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれの方対象)になります。
接種費用
無料
接種希望者は荒川区健康推進課予防接種係(03-3802-3111内線3901)に予診票をお申込み頂きますと、荒川区より予診票が送られてきます。
使用ワクチン
ガーダシル(4価ワクチン)になります。
接種回数は3回です。初回接種から2ヶ月後に2回目、初回接種より6ヶ月後に3回目を接種します。
(上記スケジュールが難しい場合は、2回目は初回から1ヶ月以上、3回目は2回目から3ヶ月以上空けて接種を行います)