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熱中症にならないために!熱中症を予防する3つのポイント

2024.07.20

7月も後半になるにつれて、連日猛暑日が続きますね。

今回は「熱中症の予防」についてお話しします。

熱中症を予防する方法について3つのポイントに分けて解説していきます。

①水分を多く摂る

熱中症になる要因として、体温の上昇だけではなく、身体の水分の減少が原因となります。

高気温、多湿の中で過ごしていると、自身が思っている以上に汗をかき、水分を消費します。

水分を多く摂るのが熱中症を予防するコツです。

水分もミネラルウォーターやお茶のみの摂取ですと、汗で消費した塩分の補充を行えないので、塩分が多少含まれた水分も摂ることを推奨します。

スポーツドリンクなどの経口補水液などが良いでしょう。

塩分などミネラルが含まれた水分は吸収された後も血液中に保持されやすく、全身の臓器への血流を保ってくれるので、同じ水分でも脱水症になりにくいと考えられます。

 

②直射日光を防ぐ

体温上昇や熱疲労は熱中症のリスクを上げます。外を歩く時は短い時間であっても直射日光を遮る工夫をしましょう。

帽子を被ったり、日傘などが有効です。日陰を選んで歩く工夫も良いと思います。

私も日中の日差しが強い時間帯は日傘を差して歩くようにしています。

③少しでも症状があれば、早めに冷所で休む

熱中症は先にもお話しした通り、体温上昇と脱水症が合わさって進行していきます。

熱中症の初期症状は、めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛・こむら返りなどです。

症状が進むと、頭痛や嘔吐、強い倦怠感、意識状態の低下などが生じてきます。

意識状態が悪くなると、「危険だから休もう、水分補給をしよう」という脳の判断能力が低下し、自力で改善することが難しくなっていきます。

初期の段階で症状改善や進行防止の対策をとらないといけません。

自身で少しでも熱中症を疑う症状を感じたら、冷所で休むようにしましょう。

身体を冷やすためには首周りや足の付け根など体表に太い動脈(頸動脈や大腿動脈)が走行している近辺を冷やすのが有効的です。気分が悪い時は一気に水分を摂取すると気持ち悪さが増し、嘔吐してしまう可能性もありますから、少量ずつ水分摂取を行いましょう。

 

まとめ

以上が熱中症を予防する3つのポイントです。

今年の夏も暑い日が続くことが予想されます。今回お話しした予防を行なっても、熱中症になってしまうこともあるかもしれません。

状態が悪くなったら、クリニックや病院に相談するのが良いでしょう。

「自力で水分が摂取出来ない」、「意識状態が悪い」場合は点滴の治療を受ける必要があるかもしれません。

暑い日が続きますが、皆様、熱中症に気をつけてお過ごし下さい。

 

 

■クリニック名

医療法人社団杏音会 土屋クリニック

 ■院長

土屋 杏平

■所在地

〒116-0003 東京都荒川区南千住7丁目12−15

電話番号03-3806-9029

03-3806-9029

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