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風疹抗体検査・予防接種のクーポン券が荒川区から送られてきた方へ

2024.05.30

今回は「風疹」についてのお話です。

荒川区在住の方で、風しん抗体検査または予防接種のクーポン券が送られてきた方(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性)は、今回の検査・予防接種の対象となります。

荒川区からの助成により、抗体検査と予防接種1回について、無料で受けることが出来ます。

2025年2月が期限(令和7年2月28日まで)になりますので、クーポン券が送られてきた方は、当院または最寄りの指定医療機関に是非ご相談下さい。

 

「風疹」について

「風疹」は風疹ウイルスによる感染症で、飛沫感染にて感染が拡大していきます。

一度流行すると、抗体を持っていない場合は感染してしまう可能性が高いので、注意が必要です。

風疹の主な症状は、発熱、発疹、リンパ節腫脹などですが、症状がはっきりでない場合もあるので、感染の判断は難しいこともあります。

自覚症状が少ない場合では感染していることに気付かず、通勤の電車内や職場などで感染を伝播してしまう恐れもあります。

一度感染したことがあれば抗体がついていることが多いですが、感染したかどうかあまりよく覚えていないなど記憶が曖昧な場合は、この機会に抗体検査を行って、抗体がついているか確認を行って頂くのが良いでしょう。

 

若い女性への感染伝播に注意

風疹感染の問題として、妊娠している女性に感染してしまうと、お腹の赤ちゃんに風疹のウイルスが感染し、「先天性風疹症候群」という病気を起こします。「先天性風疹症候群」は先天性心疾患、難聴、白内障など様々な臓器に影響を与えることが知られており、予防としては、妊娠している女性に風疹を感染させないようにすること以外ありません。

家庭や職場など身近に妊娠または妊娠の可能性がある女性がいる場合は、一度抗体検査を行い、抗体が低い場合はワクチン接種を行い、抗体をつけておくことをおすすめします。

 

ワクチン接種谷間の世代

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた(2024年現在44歳から62歳)男性は、過去に公的な予防接種が行われておりません。

これにより、他の年代よりも抗体保有率が低く、風疹に感染するリスクが高くなっています。

このため、これまでに風疹への感染の記録がなく、一度も抗体検査や予防接種を受けたことがない方であれば、荒川区の助成により無料で抗体検査や予防接種が受けられます。

まとめ

風疹は無症状でも人に感染させてしまう可能性があるため、集団免疫を獲得することが重要です。

今回抗体検査・ワクチン接種の対象となるのは、令和6年1月時点で44歳から61歳の男性となります。対象者には荒川区よりクーポン券が届いておりますので、確認して頂き、当院または最寄りの医療機関にご相談下さい。

当院での検査・予防接種をご希望される場合は下記のWeb予約からお申し込み下さい。(風疹クーポン券利用の旨を問診票にご記載下さい)

 

■クリニック名

医療法人社団杏音会 土屋クリニック

 ■院長

土屋 杏平

■所在地

〒116-0003 東京都荒川区南千住7丁目12−15

電話番号03-3806-9029

03-3806-9029

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